月別アーカイブ: 2018年12月

タンギングのお話とお知らせです

「タンギングのお話」

 このところ少々驚いているのですが、高校生、大学生を問わず変わったタンギングをしている生徒がかなりの数いることを発見したことです。
これらの生徒に共通していることは、程度の差はありますが、どこかが力んでいるということです。唇に余分な力が入っていたり、腕だったり肩だったり、上腹部であったりします。これらの生徒はtuという一般的なタンギングができていないのです。自分ではtuという発音でタンギングをしているつもりなのですが、実際は日本語で「つー」という発音でタンギングをしているのです。実験してみると分かりますが、「つー」というタンギングをすると唇が中途半端にしか閉じないのです。中途半端に開いていると言ってもいいでしょう。なので普通に閉じようとして余分な力が入ってしまうのです。なんとか音を出して並べようとして様々な力みが生まれてしまっています。比較的短時間で修正できる人もいますが、長い間そのタンギングをして身についてしまっている人はなかなか治らないで苦労します。以前はそのような生徒はそんなに多くはなかったように思いますが、どうでしょうか?

  「管楽器の呼吸法」講座のお知らせ   
   東邦音楽大学エクステンションセンター

https://www.toho-music.ac.jp/extension/course/S-19_2126.html

日時
1/12(土)
(全1回)13:00 ~ 15:00
会場
文京キャンパス
受講料
3,000円
*公開講座の入会金は不要です。
*受講料には、消費税が含まれております。
*定員に満たない場合は、開講できないことがございます。
*開講日程や時間については、変更になる場合がございます。
定員
70名
内容
従来、管楽器教育においてアンブシュア(口周囲のバランス)と呼吸法の問題は分けて考えられ教えられてきました。しかし、実際には呼吸筋、喉、舌、アンブシュアは相互に関連しているので、生徒の多くが勘違いで困難に直面することになります。また、現状では容易に「腹式呼吸」という言葉が使われています。本来の「腹式呼吸」とは何かを知り、誤解を解くことによっていかに管楽器演奏が楽になるかを解ってもらいたいと思います。
持参物
筆記用具
楽器